糖尿病初期に血圧が上がるメカニズム

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糖尿病(2型)で血圧が上がる理由はいくつもありますが、そのときどきで考えられている理屈が異なります。

糖尿病初期に血圧が上がる理由としては、インスリンに対する反応性が臓器によって異なることが考えられています。


まず、2型糖尿病になる人のきっかけの多くは肥満です。

肥満により、特に内蔵型脂肪が増えて、脂肪細胞が肥大化して循環が悪くなります。

すると、その巨大化した脂肪細胞を含む脂肪組織は炎症に偏った状態の免疫状態になります。


その脂肪細胞に常在するマクロファージがおとなしいものから、炎症対応型に変わります。

常駐するTリンパ球も、「炎症の視点から見るとおとなしい」Th2型からTh1型へと変化します。

これらの免疫細胞がIL-6やTNFαという炎症性サイトカインを発現、あるいは発現誘導します。


これらの炎症性サイトカインによる刺激は、インスリン受容体から入るインスリン刺激シグナルを抑制します。

つまり、インスリンの効きが悪くなるインスリン抵抗性を生み出します。


ところが、インスリン抵抗性はブドウ糖を取り込む筋肉細胞や脂肪細胞では高くなるのですが、インスリン受容体を持つ臓器の中でも、腎臓では炎症性サイトカインによってはインスリン受容体からのシグナルの強さに変化が起こりません。


一方で、すい臓はインスリンを出しても血糖値が下がらなかったことから頑張ってもっとインスリンを出します。

すると、腎臓は普段よりもたくさん、インスリンからの刺激を受けて頑張って働きます。


これで何が起こるかというと、腎臓はナトリウムを再吸収して水をためるように働きます。

そう、むくんで、血液量も増えるんですね、結果として血管がパンパンになり、血圧も上がるわけです。


だから、糖尿病祖気に重要なのは

1.痩せること

2.インスリンの分泌が高くならないようにすること

この二つです。

それらのどちらに対しても、低糖質食、あるいは医師の指導の下に行う断糖食が非常に有効です。

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このページは、実践管理人が2012年4月18日 11:51に書いたブログ記事です。

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