めったに手に入らない優れたエネルギーを我々は手に入れてしまった

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プロメーテウスの罠、という朝日新聞の連載をご覧になったことはありますか?

あのタイトルに出てくるプロメーテウスというのは、人類に火を与えてくれたギリシャ神話に出てくる神族の一人です。

傲慢な人間に業を煮やしたゼウスが人間を洪水で滅ぼし、新しい人間を神々と区別するために火を取り上げたときに、プロメーテウスがこっそり人間に火を渡したのだと。


火は確かに、人間のライフスタイルを大きく変えました。

火を扱えるようになったから、北の寒い地域にも住めるようになったし、獣から身を守れるようになったし、穀物を美味しく調理することもかなったわけです。

火が最初に人類に与えられたプロメテウスからの贈り物、だけど、原子力は人類に与えられた自らを滅ぼす罠かもしれないと。


話がどう転ぶのか不思議に思われているかもしれませんけれども、「糖質」というのもまた人類が「手に入れてしまった」と呼ぶべき代物かもしれません。

何度も書きますが、農耕文明以前には、一年間でほんの一瞬、秋に果物や木の実から得ることができて、冬に備えて脂肪に変えた優れたエネルギーである糖質。

これを、我々人類の祖先は「農耕」を覚えることによって、毎年確実に大量に手に入れる手段を獲得したわけです。


本来、めったに手に入らない貴重な優れたエネルギー源。

これを収穫して保存することで、われわれは一年中、三度三度、食べることができるようになったわけです。


貧乏人がいきなり王侯貴族の食生活を始めたようなものです。

これが何を生むか?

わかりますよね。

肥満と、それに付随して発生する生活習慣病です。


「糖質」という優れた栄養素、だけどもろ刃の剣である物を、我々は手に入れてしまったのです。

ほんの数千年前に。

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このブログ記事について

このページは、実践管理人が2012年4月 4日 22:32に書いたブログ記事です。

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